フジテレビのドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション」が2月17日の放送で900回を迎え、先日その懇親会パーティーに呼んでいただきました。
私も何本か作品をリリースさせていただいている出入り業者の端くれですが、なんと、昨日、突然発表されて驚いたのですが、自分がこれまで手掛けてきた作品は全部で28本!制作本数ではトップだというお話でした。
思えば、この番組での最初の作品は2000年9月に放送された「歌舞伎役者は小学1年生」というタイトルのドキュメンタリーでした。
それからおよそ20年、いろいろな企画をこの番組で放送させていただきました。
柴又の草団子屋さん、別府温泉の名物女将さん、佐賀のがばいばあちゃんとやり手市長、石川県の和倉温泉が舞台の花嫁のれんシリーズは5本放送した長寿企画で、ドラマも作りました。
現在の関取、魁聖が少年時代ブラジルから日本の相撲部屋に入門した企画や不妊治療に希望を託すご夫婦の話はプロデューサーをやらせてもらいました。
ブラジルといえば、リオでサンバに情熱を燃やす日系準2世の方が、子供の頃に祖国を離れてから50年ぶりに日本に帰郷する企画もありました。女優の本仮屋ユイカさんが20歳になったのを記念してオーロラを見に行くというロードムービー的なドキュメンタリーもやらせていただきました。これは放送後、番組で初のDVD化し販売した作品になりました。
東京女子体育大学新体操部の主将と部員の皆さんの青春を追ったもの、北海道の離島にお嫁に行った女性の話、そして、同じ北海道では日高地方でサラブレッドの生産牧場を営む家族の物語「愛と涙をのせて」はシリーズ化してこれまで3回放送しています。
でもこうして思い出してみると、まるでこれまで自分が生きてきた足跡のように感じてしまいます。
そして、もう一つ思うことは、様々な企画を作るたびに、
自分は本当に出会う人に恵まれてきたなということです。
本当に有難いことです。
すべてが素晴らしい想い出として私の胸に刻まれています。
実は、現在も2本制作中です。
これまで作ってきたものを超える作品にしなければと、改めて気持ちを引き締める思いです。
株式会社オーディンプロダクション
エグゼクティブプロデューサー
大里正人